お知らせ

第2回「アトリエ設計事務所のオンライン企業説明会」を開催しました。

こんにちは。
建築設計者のための求人サイト「A-worker」運営スタッフの大塚です。

2021年3月19日に、A-workerとしては2回目の「アトリエ設計事務所のオンライン企業説明会」を開催しました。


今回は、新たな試みとして「1社の登壇・平日夜」での開催でした。

おかげさまで90名の定員はすぐ埋まってしまい、キャンセル待ち。
あらためて「アトリエ設計事務所を知っていただく場」の必要性を感じました。

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■ 開催の経緯 ■
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アトリエ設計事務所は、大手求人サイトにも情報が出回りにくいため、どうやって情報収集したらいいのか分からないという声をよく耳にします。
ましてや、働く人の話を聞く機会はほとんどないですよね。

このことから、求職者の持つアトリエ設計事務所のイメージは

・こだわっている分、激務。休みが少ない
・魅力的だけど、給与が少ない

といった限定的なものになっているのではないでしょうか。

しかし、実際はそんな事務所ばかりではありません。

このイベントを通して、アトリエ設計事務所がどういった仕事をしているのか、どんな想いやこだわりを持って働いているのかを知ってほしい。そして、「働きたい!」と感じるキッカケを見つけてほしいという想いで、2回目の開催を企画しました。


開催概要
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<日時>
2021年 3月 19日 19時~20時10分(企業説明:各30分/質疑応答:20分)

<配信方法>
ZoomでのオンラインLIVE配信

<参加企業、登壇者>
株式会社スタジオバッテリー
代表 山田 智彦 氏(一級建築士)

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今回のイベントは、東京都文京区に拠点を置く、株式会社スタジオバッテリーの山田 智彦 氏(以下 山田氏)にご登壇いただきました。


大学院修了後は大手デザイン会社、アトリエ設計事務所を経て独立された山田氏。

最近のマイブームとして「夜のランニング、YouTube(特に「貴ちゃんねるず」)」を挙げられており、親近感を抱きました。

会社名にある「バッテリー」という言葉の由来について、「建築設計はさまざまな人とかかわりをもつ仕事。色んな方と“バッテリー”のような関係性を築きたい」とお話されていました。

▲ カットスライドハウス(左)、KINOTAKI(右上)、都立工芸高校改修(右下)

▲ 瀬高保育園

▲ 文キョウの境カイ


■できる限り設計業界のことを知ってもらいたい

設計実績の紹介では、1つひとつのこだわりエピソードをInstagramやYouTube、webサイトなども交えながら話していただきました。

インテリアや住宅だけではなく、公共施設の設計やまちづくりまで幅広く手がけていることから、アトリエでもいろんな仕事に携われることが分かりました。

そして印象的だったのは、「設計事務所の経営の考え方」についてのお話。
「経営の考え方」というと、一見、就活には関係ないように感じますよね。
しかし、設計事務所に就職したい方には「どんな志で事業をしているか」は重要。
そこが一致しないとミスマッチにつながります。

・デザインに力を入れる物件

・設計技術を向上するための物件

・売上を上げるための物件

設計事務所がどのように売上を出しているか、どのように設計業務に取り組んでいるかを、この3つの物件に分けて図表で分かりやすく説明してくださいました。

参加者にはできる限り、設計業界のことを知ってもらいたい」という山田氏の想いが伝わり、企業選びの基準となる、とても有意義な内容でした。



■厳しすぎるアトリエは時代にそぐわない。変えていきたい。

「土曜日は自由出勤にしています。ですが、平日同様に仕事をするのではなく、デザインの勉強会やまちづくりプロジェクトなどの『クリエイティブな仕事』をやっています」と語る山田氏。

休日・休暇についての記載があいまいだと、「激務なのかな・・・」と思ってしまいがちですが、このように「出勤する理由や業務内容」をオープンにしてもらえると、求職者の方は納得・信頼できると感じました。

また、「行きたい事務所の給与が不明瞭ならしっかり確認しよう」「合わなければすぐ辞めて次を探してもいい」「選考の際、ポートフォリオはあまり重要視していません」などの言葉に、少し驚いた表情を見せながらも、頷きながらメモをとっている参加者の方の姿が心に残りました。

アトリエ設計事務所を取り巻くネガティブなイメージに対し「厳しすぎるアトリエは時代にそぐわない。変えていきたい」と仰る山田氏からは、次世代のアトリエ設計事務所の在り方を想像することができました。

最後に、求める人材として「建築に熱意を持っている人」「チームワークを大切にする人」「声が大きく元気な対応ができる人」の3つを挙げられました。
特に「熱意」については、「無理して建築を好きになろうとする人は続かない。自然体で建築が好きと思える人が続いていく」とのこと。
この言葉から、建築士として生きていくうえでの「厳しさ」や「覚悟」を感じ取ることができました。

アトリエ設計事務所に興味を持っている方は、ぜひ一度自問自答してみてください。

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説明会終了後には、参加者からの質問に回答いただきました。

質問時は硬い表情だった参加者の方が、回答後に安堵の笑顔を浮かべられていたことがとても嬉しく、忘れられない瞬間となりました。

また、事務所のメンバーも登場していただく場面などもあり、オンラインならではの良さも感じることができました。
ここで、参加者にいただいたアンケートの声をいくつかご紹介します。

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「アトリエ系に行くのに、必要なことがわかった気がした。」(20代/学生)

「就職先を選ぶ際に重視すべき判断材料を得ることが出来た。」(20代/学生)

「アトリエ事務所にも多様な形があることや、採用時に重視することしないことはインターネット上ではなかなか得られない情報で有益だったと思います。」(20代/就業中)

「デザインへのこだわりと給与のバランスは分かりやすく納得できました。全く無知だったので就職先を考えるとっかかりになりました。」(20代/就業中)
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「働く」ということは、楽しいことばかりでなく、厳しさや辛さも当然あります。
それを包み隠さずオープンにしていくことで求職者の方々の安心や信頼につながっていくと実感しました。

企業説明会がきっかけで応募された方も何名かいらっしゃり、今回もアトリエ設計事務所と求職者の方々の橋渡しができて本当に良かったです。


今後も「A-worker」は、建築業界を目指す方が安心して就職活動をできるようなイベントや企業説明会を開催していきます。
「こういうイベントに参加したい!」「この職業の人の話を聞いてみたい!」などがありましたら、気軽にリクエストしていただけたらと思います。


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株式会社スタジオバッテリー 山田様からのご感想
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最初は少々緊張しましたが、参加者の方々の真剣な顔を拝見して、
就職活動に少しでも役立つ情報を提供したいと思いました。
心残りは、もう少し雑談が出来れば良かったかなぁと思っていることです。
面談の応募に来て頂いた方と、心残りであった雑談の続きを行いたいと思います。
私たちの事務所にとっても、今後の採用活動の方針を考える大変貴重な機会となりました。
丁寧に様々な協力を頂いたA-workerのスタッフの方々に心から感謝いたします。


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